
「住所」と聞くと、一般的には数字(1・2・3)で表されるものをイメージしがちです。
しかし、日本の住所には数字以外にもさまざまな数え方が使われることがあります。
※住居表示では基本的にアラビア数字を使いますが、今回ご紹介するのは 地番 に多く見られる表記です。
地番は古くから使われているため、昔ながらの表記が残っていることが多いですが、日常生活ではアラビア数字で表記されることもあります。
地番と住居表示の違いについては、こちらの記事
『実は2種類ある住所表記!』にてご紹介しています。
- 日本には、数字以外を使った住所表記がいくつか存在します。代表的なものをご紹介します。
- 壱弐参(いち・に・さん…)
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例:石川県七尾市矢田町壱号
補足:番地を 壱〇15番(1015) のように表すこともあります。 - いろは(い・ろ・は・に…)
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例1:千葉県八街市八街ろ
例2:石川県七尾市袖ケ江町イ
『いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす』
七尾市では、「イロハ…」の順番で地名がつけられており、なんと最後の「ス」まで確認できました。
※ただし、「ゐ」「ゑ」は使われていない可能性があります。
また、住所を扱う業務では、「ロ(ろ)」と「口(くち)」、「ニ(に)」と「二(2)」、「ハ(は)」と「八(8)」が 似ていて紛らわしいことがあります。表記の際には注意が必要です。
- 甲乙丙(こう・おつ・へい…)
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例:栃木県那須郡那須町寺子丙3−13(那須町役場)
「甲乙丙」は、那須町役場の住所のように、現在も使われていることがあります。 - 子丑寅(ね・うし・とら…)
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例:石川県金沢市松寺町丑
石川県では、十二支を使った住所表記が各地で見られます。
まとめ様々な数え方がある!石川県は珍しい住所の宝庫
日本には、数字以外を使った住所表記が意外と多くあります。特に、石川県はユニークな表記が豊富です。
住居表示の実施により住所の統一が進みましたが、伝統的な表記を残すことで、その土地の歴史や特色が見えてくることもありますね。
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